那国王の教室・志賀島航路とjrうみなか線DENCHA満員計画クラブ

｜連載・政治を調べる（２）
｜第二の月給５０万円・県会議員「政務調査費」の行方

・領収書貼付／福岡県議会は遅れて、今年度から会派別に

前回は福岡県議に支払われる月給やボーナス、議会出席手当と言える応召旅費などについて報告した。その後、読売新聞の調査取材で明らかにされた事だが、宿泊費が含まれた日帰り出張旅費？が支払われているともいう。

これらとは別に、第二の給料とも指摘される月額５０万円の政務調査費が、それぞれの議員に交付されいる。

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そんな、一般常識では「どうかな」と思わされる福岡県議会の先生方へ支払われる手当や諸経費。

なかでも、特に問題視される「政務調査費」だが、九州山口の他県議会の政務調査費の月額と比較すると、下記に示すように福岡県議会の月額５０万円という交付額は突出して高額であることがわかる。

また、他県では既に政務調査費支出報告書への領収書貼付の義務づけを行い、情報公開の対照として来たが、福岡県議会は遅れて、ようやく今年度平成２１年４月分の支出報告書から領収証の貼付義務づけと公開を行うことになった。

ところが、福岡県議会の政務調査費は会派に対して所属議員数に５０万円を乗じた金額を交付する形をとるため、支出の報告も会派単位で行われることになる。従って、議員個人の支出による領収書が会派単位の支出報告書にとりまとめて貼付されて提出される。

会派別で支出報告書が提出されるという例は、九州・山口の他の県議会では見られない。

実質的には議員個人が支出した領収書を会派事務局がとりまとめて報告するという形は、至って透明性に欠けるものであり、議員個人による支出報告書の提出が一般常識からは当然と考えられる。

真摯に、議会活動に取組む議員にとっては、個人単位の支出報告書と、そこに貼付された領収書が、そのまま県民に対する活動報告書ともなる。

福岡県議会における政務調査費の支出に瑕疵がない証しとして、堂々と議員個人による支出報告書の提出を行うべきだ。

【九州・山口県議会　政務調査費議員一人当たりの額】　

山口　県　３５万円　
長崎　県　３０万円（うち、４万円は所属会派へ交付）　　　　　
佐賀　県　３０万円
大分　県　３０万円
熊本　県　３０万円（会派・個人への交付振り分けは会派で決定）
宮崎　県　３０万円（うち、１０万円は所属会派へ交付）
鹿児島県　３０万円
沖縄　県　２５万円（うち、１０万円は所属会派へ交付）


【連載索引】

連載・政治を調べる（１）議員第二の給料・政務調査費月50万円
月給８９万円、ボーナス２９４万円、議会１回２万円に月５０万円の大判振る舞い

連載・政治を調べる（３）情報公開から免れる議会
厳しく追及しながら自分たちはゆるゆるの議員先生


　　〜　闘争する雑誌 Web板　７月２１日週号　目次　〜

　　・　連載・政治を調べる（２）／議員第二の給料５０万円「政務調査費」の行方　

　　・　秀吉が食べた五十二万石本舗さんのお菓子（２）その確たる証拠は？

　　・　天の邪鬼コラム（１）　自民細田幹事長、国民の程度発言　
　　　　　　　　　　　　　　　幹事長！国民の程度は自民党の先生方の程度

　　・　天の邪鬼コラム（２）　麻生首相ついに「　泣くな！解散　」　
　　　　　　　　　　　　　　　首相、泣かんでもよかでッしょ！
　　　　　　　　　　　　　　　自ら好んでの今日でしょうから

　　・　速報　動画・News　豪雨 海の中道海浜公園西口前道路冠水
　
　　・　動画・News　アシモのゴールキック

　　・　電気自動車.ＥＶは博多の町ば走れると？（２）

　　・　天の邪鬼コラム（３）　５選を目指す麻生知事に宗像神の神罰

　　・　号外・筥崎宮さんの歴史二題　高灯籠と箱崎党の話