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競走馬育成牧場でおぼえた騎乗。その後、全国8カ所・8種の在来馬を乗り歩く。平成30年宗像大社春季大祭・流鏑馬騎手。ヨットは我流。カヤックイベント企画、カッター先生。住吉能楽堂講座・企画運営.講師、街歩き「那国王の教室」企画・運営などなど、、、

2024年04月05日

懸想文なく女御を尋ねる柄本道長。日記中に逢瀬の野暮を記される父兼家

〜 光る君へ 十二夜「思いの果て」〜

柄本佑道長との婚礼が成らなければ、猫を愛でて生涯を終えますと、父益岡徹.源雅信にかこつ黒木華倫子には笑いました

まひろへの想いを断ち切ろうと、そんな倫子の元を前触れなく柄本道長は尋ねるわけです。礼を失した訪れに倫子の母石野真子.穆子は通すことを家従に命じます。道長婿取りについては、気乗りがしない雅信を穆子が口説くことで実現したと、『大鏡』にあることをこれまでも紹介してきました。これを反映しての穆子の判断ということでせう

文、懸想文のやりとりもなく訪れるというほどの、乱暴・無茶な所業とはいえませんが、当時の常識からするとハテナと思わせる行動を道長の父、兼家がおこなったことを『蜻蛉日記』中にその妾、財前直美さん演じる道綱母・寧子が記します

『蜻蛉日記』は兼家との生活を中心に描かれた、最古の女流日記。その冒頭近くに、絶世の美女だとウワサの寧子への兼家の懸想が記されます。寧子の父が乗り気でなく話が進まないなか、兼家は僧兵による強訴さながらに寧子への文を従者に届けさせます

〔更級日記・原文〕
 それはそれとしてかしはぎの木高きわたり〈藤原兼家〉よりかくいはせむと思ふ事ありけり。例の人はあないする便もしはなま女などしていはする事こそあ
 れ。此は親〈藤原倫寧〉とおぼしき人にたはぶれにもまめやかにもほのめかしゝに、ひけきことし〈びなきことゝイ〉いひつぎをも知らずかほに、馬にはひ
 乘りたる人して打ちたゝかす。たれなどいはするはおぼつかなからず騷いたれば、もて煩ひ取り入れてもて騷ぐ

〔更級日記・現代語訳〕
 兼家から求婚のお気持ちを伝えられた。常識的な人であれば、相応の人に頼んだり、邸の女房を間に立てて、取り次がせるものだが、兼家は、わたしの父
(藤原倫寧・正四位下、伊勢守、いわゆる頭領階級)に直接、冗談なのか本気なのかほめかした。父 が「恐れ多い、釣り合いが取れない」 と言うのも知らぬ
 顔で、馬に乗った使者を寄こして門をたたかせた

超訳すれば、懸想文などというものは、しかるべき人や自身の女房に持たせるのが常識だが、兼家はこともあろうか騎乗の従者に届けさせるというなんとも野暮なことをやった。その上、当の従者は遠慮もなく、わが家の玄関をうるさく叩いた、、、

と、、。柄本道長の倫子との逢瀬は常識破りだとはいえ、美しい映像にまとめられました。一方、史実上の道長父・兼家は、その野暮な所業を日記に記されて1200年が経た現代にさらされているのでした、、、、

懸想文なく女御を尋ねる柄本道長。日記中に逢瀬の野暮を記される父兼家
懸想文なく女御を尋ねる柄本道長。日記中に逢瀬の野暮を記される父兼家
倫子の愛猫・小麻呂

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