2023年03月06日
長政以来.ご遷座騒動渦中.水鏡天神さん散歩一 〜「宝篋印塔」と自己紹する宝篋印塔 〜
慶長6年。福岡藩初代・黒田長政公の福岡・博多惣構え構想の街割り以来、二度目。天神ビックバン構想で御遷座が計画される、西日本有数の繁華街「天神」の名の起こり「水鏡天神」さん散策、その一、 〜「宝篋印塔」と自己紹する宝篋印塔 〜の巻

水鏡天神さん玉垣右手に建つ宝篋印塔。笠と呼ばれる天蓋部分と、基壇に挟まれた塔身正面には大きく梵字が記されるのだが、こちらは、塔身と基壇の間に、主役の塔身をしのぐ大きさの角石を組み、わざわざ、宝篋印塔と自己紹介の文字が記されている。

「宝篋印塔」の「宝」は異字体「寚」。
墓所墓石に「墓所」と記すような例がない事と同様に、宝篋印塔・塔身、基壇の間に異例の石を重ねて「宝篋印塔」と記す例はない。
これは、歴史的遺物と化した宝篋印塔について、一般の者への説明として、建立主が加えた異例であり、優れて現代的な行為といえる。
異例な刻字を付す、第二の塔身といえばよいのか、もう一つの基壇と称したらよいのか、その背面に記された十ほどの奉賛者名は、大神・橋爪などなど。
同宮境内に散在する石灯籠や狛犬、御神牛像、記念碑に刻まれる奉賛者名は、それぞれ、旧藩士姓グループ・商人名グループに別れている。
この近代型、または、現代型、自己紹介宝篋印塔の奉賛者はどちらでせう、、、か、、


塔身月輪中の梵字は大日如来を表す「a」

宝篋印塔構造図

ーーー ご案内
福岡市政たより 050201号
サクラの福岡城を絵図・古地図で散策、老松弁当食べてミニ講演
福岡市政たより 050215号
名島橋をくぐり「サクラと歴史の多々良川カヌートレイル」

福岡城天守台から望む、同鉄御門跡

西鉄多々良川架橋をくぐり抜けるカヤックフリーと

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墓所墓石に「墓所」と記すような例がない事と同様に、宝篋印塔・塔身、基壇の間に異例の石を重ねて「宝篋印塔」と記す例はない。
これは、歴史的遺物と化した宝篋印塔について、一般の者への説明として、建立主が加えた異例であり、優れて現代的な行為といえる。
異例な刻字を付す、第二の塔身といえばよいのか、もう一つの基壇と称したらよいのか、その背面に記された十ほどの奉賛者名は、大神・橋爪などなど。
同宮境内に散在する石灯籠や狛犬、御神牛像、記念碑に刻まれる奉賛者名は、それぞれ、旧藩士姓グループ・商人名グループに別れている。
この近代型、または、現代型、自己紹介宝篋印塔の奉賛者はどちらでせう、、、か、、


塔身月輪中の梵字は大日如来を表す「a」

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Posted by Frco.Don at 07:28│Comments(0)
│水鏡天神・長政公以来二度目の御遷座騒動
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