2016年02月23日
太宰府天満宮参道麒麟像とグラバーとキリンビールエンブレム
キリンビールのエンブレムは、トーマス・グラバーが太宰府天満宮を訪れ、同宮参道の麒麟像を気にいった事で、現在の麒麟を象ったモノになったと云う話がネット上で氾濫しています。その典拠を確かめたく思い、太宰府天満宮研究所へ電話を入れ問い合わせると、学芸員さんから下記のコメントとともに、画像に示しています天満宮機関紙「天満宮梅風/麒麟とトーマス・グラバー」(天満宮禰宜・味酒安則著)ページをデータで送って頂きました。
しかし、下記に抜粋した同頁中のグラバーと麒麟像についてふれる部分には、その典拠・論拠について述べるところがありません。そこで著者の味酒安則天満宮禰宜さんに電話を入れ、同部分の典拠・論拠について問い合わせた所、グラバーの日記に記載があると聞いたとの事でした。
そこで、福岡県立図書館にグラバーの日記を書籍にしたものは存在するのか問い合せたところ、無いとの回答でした。
更に、長崎市のグラバー園付きの学芸員さんに電話を入れ問い合せると「グラバーは日記どころか、筆無精でほとんど文書は伝わらない」「太宰府を訪問したことを裏付ける記録など、証拠はない」「キリンビール云々の時代は、まだまだ外国人が居留地を離れるのは難しい時代だ。仮に行動が許される地域以外を訪ねたのであれば、許可されたことが公文書に残っている」などの回答を得ました。
以上、報告です。
《太宰府天満宮研究所学芸員さんコメント》
麒麟像とキリンビールのお話については、各所に諸説ございますので、
天満宮の場合も、その一説ととっていただけると幸いでござす」
《「天満宮梅風/麒麟とトーマス・グラバー」中の該当部分抜粋》
グラバーは、この麒麟に一目惚れしてしまい、譲ってほしいと天満宮に懇願しました。もちろん神社としては神納されたものですから拒絶したのですが、彼の心は収まらず、この麒麟のレプリカを三躯作って、長崎へ持って帰ったという話が伝えられています。
彼は、この後、彼の友人の米国人が横浜にもっていたビールブルワリーを買収して、新たに付けた名前が「キリンビール」でした。」
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Posted by Frco.Don at 21:41│Comments(0)
│新・太宰管内史