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競走馬育成牧場でおぼえた騎乗。その後、全国8カ所・8種の在来馬を乗り歩く。平成30年宗像大社春季大祭・流鏑馬騎手。ヨットは我流。カヤックイベント企画、カッター先生。住吉能楽堂講座・企画運営.講師、街歩き「那国王の教室」企画・運営などなど、、、

2017年01月17日

幼児教育の理想と福津市立幼稚園統廃合問題

幼児教育の理想と福津市立幼稚園統廃合問題

〜 原崎智仁 福津市議議事録 平成27年第4回福津市議会9月定例会 〜

【議事録より一部抜粋】
つまり、その行革だけでは説明のつけようのない、誰が強くこの統合案を推し進めたとか、そういうことを、恐らく詮索してもしようがありませんけども、平成18年の当初の行政の目的から、平成18年の2園廃合です。統廃合、今日に至るまで公立幼稚園をなくそうとする、そういった行政の意志といいますか、そのようなことが、そういったいわゆる継続性、このコストや管理や公平性などに照らし合わせて、そういったことに引きずられて、この行政の継続性に引っ張られた市の意志が、この10年間、もしくはその平成24年度以降のこの3年間、あったのではないかと思います。

【同問題、また、その議会での質疑についての本人所感】
以下は私が思う現在の福津市市政運営への不満のいったんであり、顕著な例の一つです。

福津市は平成27年9月に議会上程された段階では市内に2つあった市立幼稚園を1つに統合 ( 実質的には1園を廃園 )と言いながら、そのわずか半年後には『行財政集中改革プラン』と称して、残りの1園も廃園という方針を議会と市民に発表しました。一体何を考えている。幼稚園は市役所の所有物でもないし、市民の共有財産である市立幼稚園をどうするこうするという手続きはもっと慎重に丁寧に行うべき問題です。書いているうちに腹が立ってきますし、一体にこの意思はどこからきてどこに最終的には帰されるものなのか。

『H29.2市長選挙・福津未来会議』
https://www.facebook.com/groups/fukutu
★はらさきともひとHP
http://harasaki.jp/

【平成27年第4回福津市議会9月定例会 全文】
《原﨑智仁》
この議案につきまして、賛成の立場で討論意見いたしたいと思います。
今議案につきましては、さきの賛成討論、反対討論に見られますように、また、私、賛成討論でございますけど、この賛成討論の中におきましても、種々の賛成の理由等につきまして、違いが見られます。

9月定例会に上程されたこの案でございますけれども、本当に、議会と執行部それから住民、関係者と執行部とのコミュニケーションの断絶による、なかなか承服しかねる今回の正直ございますけれども、行政組織がどういう原理で発想、行動、どう動いているかっていうことは、この議会との関係、ルールもございますので、冷静に判断して、賛成討論いたします。

そもそも当議案に限らすでございますが、議員にとって、それぞれの議案がなかなか100%賛成、反対なるものは、そうそうあるものではございませんが、また、どうのうな議案が、どのような手順で、執行部から提出されようが、いったん執行部から議案が上程されましたならば、市民の福祉、教育施策にとって、今、何が望ましい方向であるかと、長期的展望に立って、真正面から、イエス、ノーの判断をすることが、本市であるべきだと、私は思っております。

今議案が、提出されそうなことは、上程されそうなことは、7月21日のふくとぴあでの説明会で、そういうにおいがいたしました。

また、この上程が早められるということの報告が、ほぼ8月18日の全員協議会により、決定いたしまして、これまで私もやはり、この自分も、これまで公立幼稚園にどのようにかかわってきたか、また、どのようにしていかなければならないかということを、踏まえて覚悟を持って判断せねばならぬということを、自覚しております。

やはり、私はこの公立幼稚園は、本当に大変必要であると思っております。公立幼稚園だからこそできる理由、それはこの各園が市町村、都道府県、全国と縦横に組織して、機能し、地域交流、研修、情報の伝達等が全国的になされ、個別の幼稚園における教育の質の確保にとどまらず、幼稚園教育全体の質の向上に貢献していくということや、地域との結びつきです。保護者だけでなく、地域の町会や青少年育成会、児童館、警察署、消防諸機関との連携が民間に比べてスムーズと。

また、小学校との密接な連携でございます。同一敷地内、併設公立同士の関係など、教育施設の一体感があります。

また、民間には民間のノウハウがあり、民間ノウハウでございますけども、やはり教育は人であり、その点については、この人事考課制度、現職、教職員の研修などの実績のもと、人を育てるという面で、民間に劣るものではございません。幼児の発達を保証し、発達に即した環境の構成がなされております。

私ども、この福津市におきましても、やはり、昭和41年に両園ができまして、民間から委託される形で、本来、家庭とともに、幼児教育の制度設計が組み立てられてきたこの広域幼稚園、教育でございます。

女性の職場進出の変化とともに、そのニーズは、需要が急激に減少している今日でございますけども、先ほど申し述べました公立幼稚園とは、何かという視点。合併10年経過した福津市にとっては、もちろん両公立幼稚園設立の本旨を、確認見直され、今後の統合を進めていっていただきたいと思います。

ここに冊子もございます。これ、平成25年の九州国公立幼稚園研修大会福岡大会でございます。

平成25年11月15日、16日に開かれました会場は、九州持ち回りで、そして、福岡県が会場、そして、まさにこの会場が隣の宗像市さんの福教大の附属幼稚園と、この福津市にございます上西郷幼稚園、神興幼稚園でございました。九州各地から行政関係者、教職員、その他保護者が上西郷幼稚園、神興幼稚園を見たわけです。

この平成25年というのは、平成24年度の幼稚園運営審議会がとり行われ、4月、5月に答申が行われた、その年でございます。この福岡県の中でも、我が福津市の公立幼稚園が選ばれ、上西郷幼稚園につきましては、地元の小学校と一体となって、この幼児教育を伝統的に行っていると、いうことが、幼から小へのなめらかな接続を図るということで、神興小学校、神興幼稚園とは違う角度で研究発表されておりました。

この幼稚園の頑張りは本当に理解しております。このとき既に一園に統合ということは、答申で出ておりましたけれども、それから、さきの議員が反対討論の中で、なかなかこの結論を出し得なかったということもありますが、こうして答申が出た後に、この現場でそういう大きな大会が行われ、そこに、教育委員会が本当にどういうことを関与されてきたかっていうことは、関心がございます。

まさに、そのような気持ちは禁じ得ません。ただ、しかし、やはり、この上西郷幼稚園は、農業従事者の多い、そういう地域の特性を生かして、地域とまさに一体となって、小学校と一体となって、運営されてきた50年以上の歴史がある幼稚園。
また、東福間にございます、神興幼稚園は昭和30年代に、人口が急増した新興団地、東福間にある幼稚園です。

やはり、このそれぞれ育まれてきました、幼児教育文化は異なり、女性の乗用車免許が当たり前の時代になって、地元上西郷幼稚園や東福間に限らず自家用車を使って幼稚園まで自分で送迎ができる、そういう時代となった中で、別途それぞれの幼稚園のこの特性というのがあります。

この統合によりまして、本当にこのしっかりと、特に、上西郷幼稚園の関係者の皆様のこれから、約1年半ケアをお願いしたいと切に思います。私も、そのように思います。

公立幼稚園についての、運営審議会でございますけども、その中、上西郷幼稚園、神興幼稚園、どちらをなくして、どちらに統合するということは、ございませんでしたけども、そのほかにも、3年保育の可能性や、それから今や送迎が、自家用車での送迎が当たり前の時代でありますので、駐車場の確保等、このようなことがるる、この協議会の中では述べられております。

この辺も踏まえて、今後統合した先の幼稚園像をしっかりとお示し目指していただきたいと、そのように思います。

もう少し、述べたいと思います。先日、今日におきまして、発表されましたアベノミクスの第3本の矢でも、子育て支援が一つの柱になっております。また幼稚園教育も、当然対象となりますこの教育基本法です、しっかりと伝統に根ざし、しつけをしっかりと行う。そういう子どもを育てるという教育基本法の改正、これも公立幼稚園はそういう条件、制約を受けるわけであります。

また、首長、市長のかかわりが大変強くなりました、この教育行政、教育委員会制度の改正。9月23日付の日経新聞の掲載されました、家庭教育支援の国の補助制度等々とまさに、10年前とは異なる形で、今子育て支援をしっかりと自治体が行えということが、そういう時代でございます。

自治体が、幼児教育を含めたふるさとの子どもたちの教育に積極的にかかわること、自治体にとって教育とは、何かを真剣にビジョンを示し、その方向に向かって進む必要性を認識する時代が今であり、これが同じ自民党、公明党政権であっても、ひところの民間に任せようと、そういった新自由主義、小さな政府、地方行政にとっては、小さな自治体をめざす時代とは、今はやはり異なります。

教育部やそのように思います。そうはいっても、この地方自治体、全国どこでも、本当に数えるほどの、右肩上がりの経済成長が望めないので、将来展望に立って、いわゆる行財政改革の一つであるとの執行部との反論はありそうですし、そのような行財政改革の一環であるということは、理解はいたしますけども、合併いたしまして、11年目に入りました、本福津市におきまして、福岡市でも公立幼稚園廃園の流れあります。

少子高齢化や人口減少、税収減少等々によっての考えですが、それだけで説明されてはならないということを、ことここ福津市においては、もっと深く考えていただきたいと思っております。

全国住みよさランキングこの民間の東洋経済新報社でしょか、堂々九州1位になった福津市でございますけども、これは、一般質問等でも、また、委員会でも行いましたが、福岡県の人口構成、産業別就業人口同じくいたします、類似の団体、糸島、大野城、太宰府、宗像、行橋、朝倉、柳川、直方、八女、小郡と比較いたしまして、最も住民1人当たりの教育費が低いのが本市でございます。執行部はこれをどのように分析されているのか、そもそも、住民1人当たりの教育費が最も低いことを、どのように認識されていたのかということもございます。

つまり、その行革だけでは説明のつけようのない、誰が強くこの統合案を推し進めたとか、そういうことを、恐らく詮索してもしようがありませんけども、平成18年の当初の行政の目的から、平成18年の2園廃合です。統廃合、今日に至るまで公立幼稚園をなくそうとする、そういった行政の意志といいますか、そのようなことが、そういったいわゆる継続性、このコストや管理や公平性などに照らし合わせて、そういったことに引きずられて、この行政の継続性に引っ張られた市の意志が、この10年間、もしくはその平成24年度以降のこの3年間、あったのではないかと思います。

いま一度、この福津市では子どもの数が増えておりますし、公立幼稚園の人気回復は、人口が減った人口が減ったと、平成24年の運営審議会の答申の中には、いろいろ最善のための施策、先ほど申し上げましたように、ございましたので、私立のいわゆる詰め込み、スパルタ、競争、経済合理性とは一線を画する運営が本市公立幼稚園、幼児教育を見直す時期にあると、しっかりと本腰をもって、考えていただきたいとそのように思います。

私は、この本市の生まれ育った子どもたちが、大人になって、将来どの道に住もうとも、ふるさとや世界の中での日本人をしっかりと自覚する質の高い幼児教育が公立幼稚園で大切であると、そのように思いますし、福津市がそのように目指すべきであると思います。

以上の点を踏まえられまして、今後はぜひこの厳しい社会自らの力で乗り切る、また、なかなか大変な家庭環境にある子どもたちは、義務教育前であっても、早い時期から柔軟に対応し育てる公立幼稚園をぜひとも目指していただきたいと、そのように思います。

最後になりますけれど、るる、もう一度確認ですが、民間に任せられるものは民間にとは、私のこの賛成とは対局でございます。
今まさに、老朽化したこの建物、環境整備の施策に取り組んでいただく、そいうときでもあるとも思います。

本当にこのたび、大変不安を感じられておられる上西郷幼稚園、関係者の皆様の心中察して余りますけれども、私の中でも、設立から半世紀経過し、この地域自ら目的をいったんは終えつつある、この公立幼稚園整備の再構築が必要であるとお願い申し上げる次第でございます。

平成18年から、平成18年当時から私はこのように認識しております。平成18年から市長はかわりました。ただ、この行財政経営これまで行われてきたこの9年間は、平成24年、5年以降の公立幼稚園運営審議会の現市長への2年間の動きから、一園統合というそれだけの総括は非常に分かりづらいと、そのように思います。

聞けば、あくまで統合という、一園でも十分やっていける環境があるといいながら、この議案上程までの丁寧さを欠いた進め方とは、やはり答申で示唆された他の統合に寄せます建設的な意見は未だ行われていないという、そういう不作為は感じるところでございます。

今後、みずから、私も、これまで公立幼稚園について、決して全力では関心持ってこれなかったことに、みずからも反省しつつ、今後、議会内外での行動によって、公立幼稚園の人気が出るために、ソフト面、ハード面からの公立幼稚園の環境整備とか思って取り組ませていただきたいと思っております。

今後の執行部の公立幼稚園への取り組みに強い関心を抱きながら、このたびの統合が本当によき統合として、進めていただくそのような覚悟を持って、また執行部におかれてましては、そういう決意を持って、取り組まれていただきたい、私はこの本議案には賛成といたします。



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